最後の恋愛Ⅱ
第8章 「ラウンド1の鐘が鳴る」
お嬢様、ってよりも女王様という方が正しいのかもしれない。
何といっても、私とは部類が違う。
言動もしかり、お身体もしかり・・・。
パソコンに向かう私の隣に自分用の椅子を持ってきてちゃっかり大麦との間をブロックしている如月さんの方をちらりと見遣った。
その瞬間、バチリと視線が交差する。
思わず、サッと視線をパソコンに戻した。
そして、メールの着信。
悪い
後で始末つけとくから
いやいや
つかないよ、これ。
始末つくわけないじゃん。
大麦、甘いよ。
この子は、どこまでもついてくるよ?
だって、今現在これだけ意思表示してるんだからさ。
そりゃ、勝負?して決着でもつかないと納得しないんじゃないの?
それでも納得する・・・わけない、と思うけどサ。
「あの~?」
はっとして顔を上げる。
湯のみの乗ったお盆を持つ日下部さんが、気まずそうに顔を寄せる。
「どうなってるんでしょうか?」
超小声の質問に、私も小声で顔を寄せた。
何といっても、私とは部類が違う。
言動もしかり、お身体もしかり・・・。
パソコンに向かう私の隣に自分用の椅子を持ってきてちゃっかり大麦との間をブロックしている如月さんの方をちらりと見遣った。
その瞬間、バチリと視線が交差する。
思わず、サッと視線をパソコンに戻した。
そして、メールの着信。
悪い
後で始末つけとくから
いやいや
つかないよ、これ。
始末つくわけないじゃん。
大麦、甘いよ。
この子は、どこまでもついてくるよ?
だって、今現在これだけ意思表示してるんだからさ。
そりゃ、勝負?して決着でもつかないと納得しないんじゃないの?
それでも納得する・・・わけない、と思うけどサ。
「あの~?」
はっとして顔を上げる。
湯のみの乗ったお盆を持つ日下部さんが、気まずそうに顔を寄せる。
「どうなってるんでしょうか?」
超小声の質問に、私も小声で顔を寄せた。