私の生きた証
次の日。
「いってきまーす!」
今日はなんだか足取りが軽かった。
“お母さん。私これからももっと頑張るから。なんか頑張れそうな気がするんだ。だから天国でちゃんと見守っててね。”

ガラッ
「お、おはよう」
「おはよー虹巴ちゃん♡今日は何してほしい?」
と本郷世羅が言った。
「もうやだ!!ずっといいなりになっていじめられてたけどもう限界なの!」
シーン。
教室が静まり返った。
「はぁ?なに生意気いってんの?調子こいてんじゃねーよ!」
本郷世羅が言った。

「なぁ。俺こういうの嫌いなんだよね。もうこんなことやめたら?みんなもいやだったらいやっていえよ!虹巴はいやだっていったんだよ。」
奏多がいった。

「なっ!なによ!あなたわかってるの?この子と関わらない方がいいわよ。」

「はぁ?何で虹巴と関わっちゃいけないんだよ。」
奏多は少し怒りぎみだった。
そんなことは気にしないで本郷世羅が言った
「この子はね貧乏人なの!この学校にふさわしくない人なの。ねー虹巴ちゃんあなたもわかっているでしょ?ここはあなたにはふさわしくないってこと」
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