エリー
プロローグ

 シエルシティの城の中、いつも穏やかで笑顔が耐えない一つの家族がありました。

国王様のクリス•リッチは、国民には強い責任感があり、そして家族には優しい一面があるのでした。

そんなお父様が、娘のエリー•K•リッチとその弟、ソレイユ•K•リッチは大好きでした。

女王様のマギー•リッチは、国民には耐えない笑顔を、そして家族には厳しい一面があるのでした。

そんなお母様が、エリーとソレイユは大好きでした。

 そんなある日……

エリーは、学校から帰りいつものように家に入ったところ、「お帰り」と言ってくれる声がなかったものでふと、辺りを見回したのでした。

すると、お父様もお母様も……そして、ソレイユまでも眠りについてたのを目撃。

そうして、怖くて不安になったエリーは近くにいた掃除婦のマリアさんに伝えると、マリアさんは突然……

「呪いだ……呪いだ……呪いだ……呪いだ……呪いだ……呪いだ……これは、呪いだ」

と、言い出したのでした。

そして、マリアさんの言ったことは本当だった。

三人は、呪われたのだ。



………………死神の手によって。


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