師匠と山猫(仮)
突然、小さな人影が自分の前を通りすぎると、自分の後ろで刀を振り上げていた兵士が倒れた。
「なっ……」
危なく殺されるところだった自分を助けてくれた人物を確認しようと、辺りを探すと、そこにいたのは麦色の髪と瞳を持つ小さな子供だった。
「ほら、余所見ばかりしていないで、自分の身くらい守らなくては」
子供に注意され、ポカンとしていると、その子供は口角を上げて呟いた。
「さて、師匠に少しばかり助け舟を出さなくてはいけませんね」
そして懐から何か丸い物体を数個取り出して、自分に向けて言った。
「目を閉じて耳を塞いだほうがよろしいですよ」
何が何だかわからないまま、自分は目を閉じて耳を塞いだ。
刹那。
閃光が広がり、爆音が辺りに響いた。
「なっ……」
危なく殺されるところだった自分を助けてくれた人物を確認しようと、辺りを探すと、そこにいたのは麦色の髪と瞳を持つ小さな子供だった。
「ほら、余所見ばかりしていないで、自分の身くらい守らなくては」
子供に注意され、ポカンとしていると、その子供は口角を上げて呟いた。
「さて、師匠に少しばかり助け舟を出さなくてはいけませんね」
そして懐から何か丸い物体を数個取り出して、自分に向けて言った。
「目を閉じて耳を塞いだほうがよろしいですよ」
何が何だかわからないまま、自分は目を閉じて耳を塞いだ。
刹那。
閃光が広がり、爆音が辺りに響いた。