指先に囚われて…


本当に掴みどころがないから、どう反応していいか困る。


そんな時だった…。




〈~~♪…~~♪〉


着信音が私の制服のポケットから聞こえた、この音に設定してあるのは…


『(夕さんだっ!!え、でもなんで?今仕事中じゃないのかな?)ごめんね、有馬君っ!ちょっと席外すねっ!』


慌てて有馬君に断りをいれ、席を立ち外に出た。





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