指先に囚われて…


「ありがとう、いただきます」


『美味しいですか?』


「すごく美味しい。美弦ちゃんは将来いい奥さんになりそうだね。というか、俺の奥さんに欲しいくらいだよ」


『や、え、あ、ありがとうございます///』


真っ赤になっていく顔をお盆で見えないように隠す。


「おい、今山。どさくさに紛れて口説くなよ~♪」


「いや、芝田さん。是非今山君みたいな人に美弦をもらってほしいくらいだ」


『やめてよ、お父さんっ///夕さんも困ってしまうでしょっ』

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