指先に囚われて…


『いえっ、あのっ…私も、すごく楽しかったです///また、来てくださいね』


さっきまで座っていたから分からなかったけど、夕さんは身長も高くて180㎝はあるだろうと思われる。


「では、失礼するよ。また、そんなに日が経たないうちに来るよ」


「『ありがとうございました』」


そう最後に言って、お父さんが先に中に入って自分も後ろを向いた一瞬のことだった。




「美弦ちゃんっ…」


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