指先に囚われて…


『やっ、そんなっ、聞いてもつまんないと思う「「「いやいやいや、何言ってんの?!」」」


「美弦の恋バナなんて、小学校からいる私でさえ聞いたことないんだからね?」


「1年のときから一緒だけど、美弦全然そういう話に入ってこないんだもの」


『そうだったっけ?』


「あたしも、美弦の恋バナにはすっごい興味あるなぁ♪聞かせてくれるよね?」


3人して、私の机を囲むように近くにあった席の椅子を並べ座り始めた。


『(これは、話さないと離してくれなさそうね;)わかったってば;とりあえず、李亜と芽衣には最初から話さないといけないから…時間かかっちゃうよ?』


「「「全然OKっ♪」」」


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