指先に囚われて…


やたら、いつもより機嫌の良さそうなお母さんの声だったが気にしないで、お客様を出迎えにいく。



『…っ!夕さんっ!///』


「こんばんは、美弦ちゃん♪」


『ど、どうもっ、いらっしゃいませっ///えと、お席はどうなさいますか?』


本当にこの人は不意打ちすぎる。


それに、私が会いたいと思っていたことがバレてしまっていたんじゃないかというくらいの、このタイミング。



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