指先に囚われて…
『
そんなっ、頂けませんっ!』
お店の外までお送りするとともに、とてもお釣りにしては多すぎる額にその背を追いかける。
「それは、初めて会った日にもらったアレのお礼と…今日またもらう…」
意味がわからず、突っ立っていたところをまた手を引っ張られ、正面から…って
『(だ、抱きしめられてるっ///)』
そう思ったのと同時…
「ちゅっ…」
頬に今度はしっかりと、火傷しそうな熱…。
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