指先に囚われて…


「ごちそうさま♪連絡…待ってるから」


そして夕さんはふわりと微笑むと、向こうに歩いて行ってしまった。



私はしばらくその場から動けずに…。


『(わかっちゃった…どうしてこんなに胸がぎゅって、掴まれたように苦しくて、幸せになるのか…私、夕さんのことが…)






好き…なんだっ///』


答えが分かった途端、私の心にあった戸惑いがすぅっとまるで水が流れていくかのように無くなった。


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