指先に囚われて…


「だったら、出かける約束ぐらいしなさい。そうね…そうだ、来週にある花火大会がいいじゃないっ!誘ってみれば?」


『え、でも…お店のお手伝いがあるし…』


「それは…そうね。でも、その日じゃなくてもいいから、誘ってみなさいよ…ね?」


『うん…』






それから、私たちはいろんな話をして(おもに、新南の合コンの愚痴)、また月曜日にと言って別れた…。




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