指先に囚われて…


『あとで、お礼言わなくちゃね…って、さっきの会話お母さん聞こえてたんじゃ;』


新たな問題というか、後で冷やかされそうだなと思いながら、自分も部屋に戻り着物を脱いで、お風呂場へ向かった…。





少しずつ、少しずつ、


貴方に近づけている…。


貴方も私と


同じ気持ちなんじゃないかって…


そう、自惚れてもいいですか?




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