指先に囚われて…


「美弦ちゃん…こういうこと、俺以外の男にもするの?」


『え?!し、したことないですっ///ゆ、夕さんだからっ///』


バクバクと心臓が今にも口から飛び出してしまうんじゃないかというくらい、うるさい。


「そっか…なら、いいんだ。よし、行こうか♪」


『ぁ…はい』


私の答えに満足したのか、夕さんはすっと腰から手を引き、その代わりに私の右手を取り、指と指が絡まるような繋ぎ方をして歩き出した…。





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