クールを演じる私【前編】
家Ⅳ
【璃流蘭の家】
《璃流蘭SIDE》
はぁー。
北龍に会うのか…。
めんどくせー。
父「リル、もうすぐ桜庭財閥が来る。」
璃流蘭「はいよ。」
コンコン
父「どうぞ。」
北斗父「久しぶりだな。」
お父さんと知り合いなのね。
北斗「‼︎」
びっくりしてる…。
璃流蘭「先に言わせていただきますが、私は桜庭財閥の言いなりになるつもりは、ありません。なので、命令とかされても私は動かないことがある事をご承知下さい。」
父「‼︎リル‼︎」
北斗「命令できないだろ。世界No.1の財閥相手に。」
北斗父「命令するつもりは、ない。今回、顔を合わせて欲しいと頼んだのは、こっちだが、それ以外は羽桜財閥の命令に従います。」
璃流蘭「顔を合わせる気などさらさら、なかった。」
父「リル、それはだな…。」
璃流蘭「お父さんの策略って事は、わかってるけど、ムカつくから。」
北斗「aquaって家でもクールなんだな。」
璃流蘭「はっ?」
頭、狂ったか?