クールを演じる私【前編】

【璃流蘭の家】
《北斗SIDE》

この家、広すぎるだろ。

北斗父「北斗。くれぐれもリルちゃんを怒らせるなよ。」

北斗「わかってるよ。」

璃流蘭が怒ったら怖そうだ。

コンコン

倫太郎「どうぞ。」

北斗父「久しぶりだな。」

嘘だろ…この間、翼と一緒にいた、花蓮とかいう女だよな?

北斗「‼︎」

璃流蘭「先に言わせていただきますが、私は桜庭財閥の言いなりになるつもりは、ありません。なので、命令とかされても私は動かないことがある事をご承知下さい。」

倫太郎「‼︎リル‼︎」

北斗「命令できないだろ。世界No.1の財閥相手に。」

北斗父「命令するつもりは、ない。今回、顔を合わせて欲しいと頼んだのは、こっちだが、それ以外は羽桜財閥の命令に従います。」

璃流蘭「顔を合わせる気などさらさら、なかった。」

倫太郎「リル、それはだな…。」

璃流蘭「お父さんの策略って事は、わかってるけど、ムカつくから。」

北斗「aquaって家でもクールなんだな。」

璃流蘭「はっ?」

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