クールを演じる私【前編】

《流々華SIDE》

りーちゃんが、桜蓮花に顔を出してくれた。

あの子はずっと、前の総長、真凛の事を想ってる。

真凛は私と同い年。
りーちゃんが桜蓮花に入った時、すでに幹部。
りーちゃんの別名、aquamarine。
は、真凛が命名した。

真凛は、りーちゃんの事を本当の妹の様に可愛がってくれた。

だけど…あの日、あいつによって殺された。

りーちゃんは、あの日から闇に染まった。
真凛が殺されたのは自分のせいだと思い込んで。

そんなことないのに。

翼「ルル!自分の世界入ってる!」

流々華「ごめん。」

璃流蘭「久しぶりに裏道行く。」

流々華「バイク乗れる?」

璃流蘭「大丈夫だろ。」
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