クールを演じる私【前編】
どーなる璃流蘭Ⅱ
【あれから一週間後】
《璃流蘭SIDE》
なんとかうまくごまかして、ハガネの修行はルルに頼めた。
哀火「aqua。今日から俺のものだ。」
狂ってるよな。
璃流蘭「…。」
哀火「まぁ。いい。こっちに来い。」
【窓もない部屋。】
哀火「aquaにはここにいてもらう。」
璃流蘭「監禁されるって、わけですね。」
哀火「後ろに手を回せ。」
言われた通りにする。
哀火「縄で縛ればaquaも何もできないだろ?」
縄をほどくことは、運が良ければできるけど。
璃流蘭「そうかもしれませんけど。」
哀火「aquaには、死ぬまでここにいてもらうよ。」
私の墓場はここになるってわけか。
しかも孤独死。
笑えるな。
璃流蘭「お好きなように。」
哀火「aquaに意思はないのか?」
璃流蘭「ないです。」
哀火「あっさりだな。」