クールを演じる私【前編】
病院Ⅱ
【病院】
《流々華SIDE》
りーちゃんは、ぐったりしてる。
しかもまた、闇に染まってしまった…。
鞍馬「リー。点滴打つな。」
りーちゃんは、何にも反応しない。
あんなにも注射嫌いのりーちゃんが。
流々華「りーちゃんは、助かるよね?」
鞍馬「絶対に助ける。腹部からの出血はやばいけどな。」
北斗「それって、なんかされてたって事ですよね?」
鞍馬「想像だが、拘束されてたなら、殺すために踏まれてたとかな。」
翼「治療、してくれるといいんだけどな。」
流々華「そうだよね。りーちゃん、ちゃんと治療してくれるかな?」
鞍馬「拒否られてもするから、大丈夫。」
流々華「しばらく、私は、りーちゃんについてる。」
鞍馬「そうしてくれ。」
りーちゃん。もう、大切な人を失う悲しみは味わいたくない。