クールを演じる私【前編】

《翼SIDE》

リル…。

俺たちじゃリルの闇を救えない。

だけど、俺らに救えなかったら、他の奴でも救えないと思ってしまう。

だが、もしかしたら、ハガネの連中は救ってくれるんじゃないかと少し期待してしまう。

流々華「りーちゃん。相手は、大翔だよ。世界No.2のhackerとはいえ。」

璃流蘭「誰だ?興味がない。」

流々華「はいはい。そのうち、わかるわよ。」

雄哉「翼。俺たちも行くんだよな?」

翼「行きたくなければ行かなくていい。」

雄哉の様子が変だな。

璃流蘭「雄哉!様子が変だな。ハガネとなんかあったか?」

リルはいつも思うけど、見えているのか?

長い髪で顔を隠しているのに。

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