クールを演じる私【前編】

璃流蘭「あるけど、離れて。」

抱きしめられたままは、辛い。

北斗「aquaなら、ふり解けるだろ?」

今は、力が出せない。

璃流蘭「今の私にその力はない。監禁されて、怯えてるただの臆病な奴。」

北斗「それじゃあ、まずいだろ。Blackroseは、武器だって使うやつだろ?」

そうだ。それで、私はルルの大事な人を犠牲にしてしまった。

璃流蘭「それで、私は、ルルの婚約者を死なせてしまった。」

北斗「リュリュさんの婚約者?」

聞いたんだろうな。

璃流蘭「まだ、私が幹部だった時…真凛は副総長でルルの婚約者は、総長だった。何事にも冷静だった。でも、私は幹部だったのに、総長、副総長よりも強かった。その噂を聞いてBlackroseは、来た。私を連れ去るために拳銃は平気で使ってた。総長は、拳銃を避けられるほど強かった。でも、拳銃の球を避けたら、私に当たることがわかってたから、避けなかった。そのまま総長は、死んだ。」

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