クールを演じる私【前編】
雄哉「いや…。」
璃流蘭「誰にだって、話したくないことはあるだろうから、聞かないでおく。行くか行かないかは、自分で決めろ。」
雄哉「あぁ。」
リルは、何故、こんなにもわかるんだ?
リルには、何が見えてるんだ?
俺は闇に染まる前のリルを見たことがある。
幼馴染だから当たり前かもしれないが。
ものすごくきれいで、高嶺の花って感じだった。
でも、今はまるで何かにとりつかれたように、怖い。
流々華「りーちゃん。そーいや、レイとロイが世界No.3の副総長と幹部になったみたい。」
璃流蘭「弟の部下。面白いな。」
リルの家は世界No.1を誇る羽桜組。
この、桜蓮花もリルのお父さんが作ったらしいし。