クールを演じる私【前編】

【璃流蘭&北斗の家】
《北斗SIDE》

みんなに、璃流蘭と一緒に帰るように言われたから、帰ったけど。

北斗「璃流蘭。明日、行くのか?」

璃流蘭「どこに?」

北斗「倉庫。」

璃流蘭「早めにけりをつけたいからな。」

なんで、1人で全部、解決しようとするんだろうか?

北斗「なんで、1人で抱え込む?」

璃流蘭「北龍には、関係ないことだけど?」

北龍「なぁ。ところでいつまで、北龍って、呼ぶ気?」

俺は、璃流蘭の顎を持ち上げる。

璃流蘭は、即座に俺の手を叩く。

璃流蘭「私が何て呼ぼうと、私の勝手です。」

北斗「じゃあ、今度から、俺のことを北龍って、呼ぶたびにキスするからな。」

璃流蘭「意味がわかんないんですけど。」

北斗「プライベートの時くらい素でいたいんだよ。」

璃流蘭「気が向いたら、呼びます。それに、私は、もう誰も巻き込みたくないんです。だから、あなたも私に関わらないでください。」

本当に呼んでくれるのかね?
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