クールを演じる私【前編】
桜蓮花Ⅷ
【桜蓮花倉庫】
《璃流蘭SIDE》
警察の配置は万全だ。
だって、桜蓮花の元総長だからな。
ガチャ
Blackrose「aqua!会いたかったよ。」
うん。気持ち悪い。
璃流蘭「ノックもしないで、入ってくるとは、礼儀知らずだな。」
Blackrose「aqua1人かと思ったけど、仲間も一緒なんだな。また、みちずれか?」
道ずれなんかにさせない。
スチャ‼︎
璃流蘭「手を挙げなさい!」
Blackrose「‼︎なんで、aquaが拳銃を?ついに不正に染まったか?」
璃流蘭「うるさい。黙って。そのまま後ろに下がりなさい。」
Blackrose「俺が拳銃を持ってないとわかってやってるのか?卑怯だぞ‼︎」
卑怯なのは、どっちよ。
璃流蘭「何が卑怯なのかしら?自分は今まで散々逃げて、しまいには、何の罪のない人間を巻き込んで人を殺したのに。よく言えるわね。」
Blackrose「aqua。顔を見せてくれよ。」
話が噛み合ってない。
私は、天井に向かって銃を撃つ。
璃流蘭「近づいたら、撃つわよ。」