クールを演じる私【前編】
《北斗SIDE》
璃流蘭のお母さんが来てたみたいで、璃流蘭は流以さんと話してたみたい。
何を話してかは、知らないけど。
北斗「何、話してたの?」
璃流蘭「別に。」
相変わらず、クールだな。
北斗「それなら、いいや。」
璃流蘭「で、なんか用?」
用っていうわけでもないけどな。
北斗「いや、機嫌悪いままなのかなって。」
璃流蘭「お母さんと話して怒りが覚めた。」
北斗「なら、いいけど。」
璃流蘭「そんな事、気にしてたの?」
いや、気にするだろ…。
北斗「まぁ。」
璃流蘭「機嫌悪くても人には、当たらないから、安心して。」
安心してと言われても…。
北斗「わかった。」