クールを演じる私【前編】

北斗「紫乃ってやつは、どこにいる?」

璃流蘭「翼と愛里紗が面倒を見てる。」

そういや、翼と愛里紗は一緒に暮らしてんだっけ?

北斗「生きてるんだ。」

璃流蘭「まぁ。でも、あの日の約束にはまだ続きがあった。5年経っても世界No.1の座に輝けなければ紫乃を殺す。と」

北斗「5年って。」

璃流蘭「私の誕生日。」

だから、誕生日を忘れたがってたのか。

北斗「紫苑って奴は、まだ生きてるのか?」

璃流蘭「わからないんだよ。世界No.6は動きを見せないし。紫苑は紫乃を庇ったことで、重傷を負った。鞍馬に聞いた話だと、目を覚ましてすぐに病院から、いなくなったらしい。」

北斗「何とかして世界No.6を潰さないと。」

璃流蘭「潰したい。だけど、紫苑は助け出したい。紫乃は紫苑が帰ってくるのをずっと待ってる。」
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