クールを演じる私【前編】

翔「それで、璃流蘭はどうしたい?」

どうしたいか…。

璃流蘭「誰も不幸にしたくない。でも、私と関わったら必ず不幸になる。」

真凛「みんなは、不幸になるとは、思ってないわよ。」

えっ?

翔「みんな璃流蘭を必要としてるからな。」

璃流蘭「私なんかを?」

真凛「うん。だから、みんなもとに行きな。」

璃流蘭「そーする。翔さん。真凛。ありがとう。生きてどうするかは、決める。」

翔「そーするといい。」

真凛「私達はずーっとここから見守ってるからね。」

璃流蘭「ありがとう。」

私はみんなを不幸にする。
それでも、みんなはついてきてくれてた。

だから、これ以上、不幸になる人間をださない。

< 254 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop