クールを演じる私【前編】
北斗「璃流蘭?」
愛里紗「リーリー?」
翼「リル?」
雄哉「aqua?」
晴也「aquaさん?」
いっぺんに喋らないでよ。
でも、ごめん。
私にはこうするしか方法がない。
璃流蘭「誰?」
愛里紗「リーリー?わからない?桜蓮花だよ。」
愛里紗、ごめん。
ガラガラ
鞍馬「頭を強くパイプで叩きつけられすぎたな。倫太郎さんが話したいみたいだから、みんなは、退室するように。」
お父さん来てたんだ。
ガラガラ
鞍馬「記憶喪失は演技だろ?」
ばれてる。
璃流蘭「ばれてたか。お父さん。しばらく海外に行って姿を消したい。」
倫太郎「リルは、それでいいのか?」
璃流蘭「今の私は弱い。だから、リハビリがてら一から鍛えてくる。」
鞍馬「ほどほどにしろよ。」
倫太郎「アメリカの別荘に行くがいい。手続きはとっておく。」
璃流蘭「ありがとう。」
鞍馬「リーがわがまま言うのかとか思ったけどありえないな。」