クールを演じる私【前編】
桜蓮花Ⅳ
【桜蓮花倉庫】
《璃流蘭SIDE》
本当は、この黒い格好をやめたい。
だけど…。
aquaは真の姿を見せない。
それは、守りたい。
翼「なぁ、リル。いつまでその格好でいるんだ?」
璃流蘭「総長を辞める時が来るまで。」
流々華「当分先ね。」
璃流蘭「わからない。明日、辞めると言っても良いんだよ?」
流々華「りーちゃん?何、考えてるの?」
璃流蘭「何も考えてない。」
真凛が死んでもうすぐ2年。私は前を向かずに闇に染まり逃げ続けた。
闇から抜けるには、総長をやめて、気楽に生きれる時。
そう思う。
晴也「aquaさん!辞めないで〜(泣)」
璃流蘭「泣くな。気持ち悪い。」