クールを演じる私【前編】
《流々華SIDE》
りーちゃん。
あなたは、なんでそんな冷静なの?
拳銃を突きつけられてるのに。
真凛『璃流蘭の一番の武器は冷静さだ。だから、拳銃の球も避けられる。』
真凛。あんたの言ってた事がわかった気がする。
総長「俺らが弱いだと?ふざけんな!」
璃流蘭「だったら、武器を全ておいて闘ってみろ!」
火炎「オリャァー!!!」
りーちゃん。挑発しすぎると危険だよ。
ドカ
ガシ
ゲシ
グキ
バキ
ボキ
璃流蘭「ほら、武器がなければあんたらは弱い。私には絶対勝てない。」
そうだ。
武器を使っても、りーちゃんには勝てない。
私が鍛えてもりーちゃんにだけは勝てない。
真凛でさえ勝てなかった。