クールを演じる私【前編】
《父親SIDE》
リルが帰ってきてる?
父「リル!!!」
髪で顔を隠してない!
璃流蘭「うるさい。」
めっちゃ、機嫌悪いな。
俺のせいなんだろうけど…。
父「財閥の方で話がある。」
璃流蘭「なんだ。」
総長口調じゃねえか。
父「世界No.2のハガネ知ってるか?」
璃流蘭「知ってるも何も同盟を組んだ族だ。」
父「なら、話は早い。そのハガネの総長・北龍…北斗と婚約してる事は覚えてるよな?」
璃流蘭「そうだったか?」
ガチで忘れたのかよ。
父「そろそろ、顔を合わせてほしいと桜庭財閥から言われた。」
璃流蘭「桜庭財閥の言うことを聞く気はない。」
父「そこをなんとか。」