クールを演じる私【前編】

璃流蘭「ハガネの連中に正体をバラすのはもう少し後にしたい。学校では、今まで通り、ウィッグで顔を隠す。」

父「わかった。桜庭財閥にはまだ、闇の中にいると伝えておく。」

璃流蘭「あと、組を継ぐ気はない。」

!!!嘘だろ。

勝手に決めたのは、悪いと思ってるけど。

父「なんでだ?」

璃流蘭「雷哉にでも継がせとけばいいじゃん。」

父「代々、兄妹の中で強い奴が継ぐ。それが羽桜組の伝統だ。」

璃流蘭「考えといてやるよ。」

父「頼んだぞ。」

< 82 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop