やさしさだけをもとめないで。
静かな図書室で、あたしたちの二人の声が、響く。

声の音となって。


だけど、それは、マオとあたしにしかわからない。

この図書室での、あたしは、
マオのことが、本当に好きなんだと。確信する。
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