やさしさだけをもとめないで。
手も届かない存在だったのに。
マオとあたし。

なつみさんに。悪い気が、してならなかった。

だけど、あたしは、マオのことが好きだから。なので、マオの気持ちをこれからも、一人占めしたくて。


それは、わがままなのかな?


あたしは、持っていたサンドイッチを、両手で、図書室の机の上に。ラッピングしてある。
サンドイッチごと差し出した。

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