新婚の定義──嘘つきな君と僕──
ユウはレナの首筋にキスをしながら、大きな手で優しくレナの胸元を撫でる。

「ん…。」

レナが小さく声を上げて、ピクリと肩を震わせると、ユウはレナの頬に口付けて、ニヤリと笑った。

「レナ、付き合い出した頃はそんな顔しなかったもんな。昔からは考えられないくらい、色っぽい顔するようになった。」

「もう…!ユウのせいだもん!!」

「ホント?じゃあ、もっと見たい。」

ユウはレナの唇にいつもより激しく口付けた。

レナのパジャマのボタンを外し、ユウは大きな手でレナの体に触れる。

「オレだけのレナ、もっともっと見せて?」

「うん…。」

少しの間離れていた分だけ、お互いの肌の温もりと、触れ合う唇や、体をなぞる指の優しさが心地よくて、レナはいつもより深くユウを感じた。

ユウは、いつもよりユウを感じて乱れるレナがたまらなく愛しくて、何度も何度も愛してると囁き口付けた。


お互いのことしか考えられなくなるほど満たされて、二人はしっかりと抱き合いながら、幸せな気持ちで眠りについた。

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