もう、嫌い
「んじゃ俺これとろ」
「あ!…あ!?」
ババをとったと思ったのに、ババの横のカードをとっていた。
「やっぱおまえババもってんだろ?」
「もってないってば」
「アイナちゃんババもってんの!?」
「まじか!」
凜の発言にみんながたかる。
「だから、もってない!」
「はいはい」
怒る私のことを軽くあしらう凜。
そこからどんどん進んでいって、私がとるターンになった。
「う~んどれにしよう」
「アイナちゃんババもってんだから選ぶ必要なくない?」
「だから!もってませんって!」
そんな私をみんなが笑う。
やけくそになってカードをとり、ペアをみつけ抜きとる。