もう、嫌い
「食べ物なんもないじゃん」
「あー、あるっちゃあるよ?」
「料理しなきゃいけないじゃん嫌だ」
「我慢だ我慢」
そういうとねえねはため息を吐いて、「着替えたら出るから」と言って自分の部屋に行った。
お風呂は彼氏の家で入ったんだろう。
ピピピ…ピピピ……
「電話?」
家の電話が鳴った。
「珍し……」
「ちょっとー?電話でてー?」
「おー」
……なんか緊張する
「…はい」
『お??この声は愛那(アイナ)だな??』
「ん?琉華(ルカ)?」
電話をかけてきたのは友達のルカだった。
『ね、アイナ、今日暇でしょ?私の家でたまろうよ~~』
「あー…ルカの家ね、30分くらいたったら行くわ」
『了解!!』