もう、嫌い





私は、急いで駅に向かった。

「ちょっと!!遅いよ!!!!!」


「ご、ごめんて…ば……」










目の前には、私を見て笑う

凜がいた。









「…え………っと、凜…がなんで……ってえ?聞いてないんだけど」


「え?言ったじゃん、"お兄ちゃんと、こないだの先輩2人"って」


「うそ…」


「よお愛那」


「……よお凜」









ルカは確かに"お兄ちゃんと、こないだの先輩2人"って言っていた。

言っていたけど、凜だとは聞いてない。









「まあ、いいでしょ?んじゃあ、行きますか」

そう言ったルカの後ろをついていく私の横には、凜。









「…なんで横にいんの」


「あ?うるせえよなんでもいいだろ」









< 40 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop