もう、嫌い
「どうぞどうぞ~~、お兄ちゃんの友達いるけど気にしないで!」
「いるのね、おっけー」
2回のリビングには、ルカのお母さんがいた。
「お邪魔しまーす」
「お、アイナちゃん!いらっしゃ~い」
ルカと3階に上がって、ルカの部屋に入る。
「ルカ内装ちょっと変えたの?」
「うん!ピンクより白の方がいいと思って」
前回きたときは、ピンクの壁に赤と白のカーテンっていう目が痛くなりそうな組み合わせだったのが、白の壁に水色のカーテンになっている。
「シャレオツね」
「へへ、オシャンティでしょ??」
「でもずいぶん変えたよね、髪の毛もショートにしたし」
「あー…、うん………彼女できたんだって」
ルカが言ったのはきっと"タク"のこと。
ルカは4年間タクのことを想っていた。
「そっか」
「失恋祝いにお菓子たくさん食べよ!」
「どんな祝いだよ」