もう、嫌い










「どうぞどうぞ~~、お兄ちゃんの友達いるけど気にしないで!」


「いるのね、おっけー」









2回のリビングには、ルカのお母さんがいた。

「お邪魔しまーす」


「お、アイナちゃん!いらっしゃ~い」









ルカと3階に上がって、ルカの部屋に入る。


「ルカ内装ちょっと変えたの?」


「うん!ピンクより白の方がいいと思って」









前回きたときは、ピンクの壁に赤と白のカーテンっていう目が痛くなりそうな組み合わせだったのが、白の壁に水色のカーテンになっている。

「シャレオツね」


「へへ、オシャンティでしょ??」


「でもずいぶん変えたよね、髪の毛もショートにしたし」


「あー…、うん………彼女できたんだって」









ルカが言ったのはきっと"タク"のこと。

ルカは4年間タクのことを想っていた。









「そっか」


「失恋祝いにお菓子たくさん食べよ!」


「どんな祝いだよ」









< 7 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop