天の川
おばあさん



こちらから彦星の家まで少し遠いいわ。



「一人ぼっちの 孤独と涙 どちらが大きく育っていくか はたまたこれもおもしろい♪」



歩いているとカワイラシイおばあさんが重そうな荷物を持ちながら歌い歩いていました。


「ふぅーここらで一休みするとするか。」

「おばあさんこんにちは。」

「あら カワイラシイお嬢さん。こんにちは。」

「うふふ。ところでおばあさんこんなたくさんの荷物どこへ持っていくの?」

「あぁこれかい。これは神様の所へ持っていくんだよ。だから今から一等星へ行くんだ。」

「あらお父様のもとへ?」

「お父様?てことはお嬢さんもしかして織姫さん?」

「ええ、そうよ」

「あらだからこんなに綺麗な顔をしているんだねぇ。」

「ありがとうございます。」

「織姫さんはこれから何処へ行くんだい?」 

「私はこれから彦星の家へ行くのよ。」

「そうなのかい。」

「ええ、それじゃぁ気お付けてねおばあさん。さよなら。」

「あぁちょっと待って織姫さん。楽しいお話をありがとう。お礼にこの短冊をあげよう。」

「良いのかしら?」

「あぁ持っていっておくれ。」

「ありがとうございます!」

「いいえ。お気お付けて。」

「ええ!」

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