よろしくね、私の愛する人


「さっ頑張りましょうね」

それから私の痛みとの戦いが始まった

「っ‥!んんっ‼︎‥」

「ゆっくり深呼吸してね。はい、あともう少しよ頑張って」


ー5時間後ー

「おぎゃーおぎゃー」
痛みは産声と共になくなっていった


あぁ私、産んだんだ
冬真との子を‥


助産師さんが赤ちゃんをタオルに包んで私の所に来た

「ほら、元気な女の子よ」

『はい』と言って私にもたせてくれた
赤ちゃんを見て私は涙を流した


ウィーンとドアが開いた
そこには、冬真とお父さん、お母さん、おねえちゃん、潤ちゃんがいた

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