噂のPC部!?~狼たちのお姫様~
着いたのは、“パソコン室”と書かれた部屋。
彼が開け、私も入ると、驚いた。
(パソコンなんて、ないじゃん......)
そこは、一つの部屋のようだった。
あわよくば、さっきの部屋みたいなね。
ソファーやテレビ、キッチンやベッドまで揃っている。
さっきの部屋より、もっと凄いかもしれない。
彼は何も言わずに、近くにあったソファーに私を倒した。
「あ、あの.........!」
こんな状況初めてで、全く分からない。
何で倒されてるの!?
何で上にいるの!?
「.........黙れ」
言い終わるのと同時に、私の口を塞ぐように降ってきた彼の唇。
昔、こんな経験があった。
目から涙が溢れそうだ。
私は何も言えずにただ、我慢した。