自惚れ男子の取説書【完】
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朝日が目に染みる…っていうのは、単なるたとえだと思っていたけど。
寝不足でほとんど開かない目を更に細め、憎々しい程に高くのぼった太陽をちらり見上げた。思った以上に眩しく染みる。
こんなに良い天気なら洗濯外に出せばよかった。
まぁ昨日のうちに洗濯しておいただけでも上出来…か。
うぅっと眉間に皺を寄せると、眠気を散らすよう目頭をぎゅっと抑える。
早く帰りたい。布団に入りたい。
疲労困憊の身体からくるそんなに気持ちと裏腹、ぎゅっとつぶったまぶたの裏には数時間前のシーンがよみがえった。
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