バレンタインの奇跡【短編】
「よかった。


ここなら誰もいないっぽいよ」


女の子の声だ。


「…で、話って何?」


男の声だ。


………


………



てか、この聞き覚えのある声。


「今日バレンタインでしょ?


私、小林くんに作ってきたんだ」


やっぱり男は小林だ。



「……好きです」


アイツ、ここまでもモテてやがる!!


私はフラれたばっかだと言うのに……
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