卒業前に君に捧ぐ
そして他の女の子からも後押しがあって、益々勢いづく!!




高橋くん……、



どうするんだろう……。



でも、この状況って第三者の私から見ても、


これは断れない……よね………?



高橋くんはしばらく黙っていたけど、
何かを決意したのか、ハッキリと彼女に言った!



「…………じゃあ、とりあえず連絡先を教えてくれない?」




!!!!!





「っ!ありがとうございます!!!高橋先輩っっ!!!!」



キャアキャア






…………………そっか。




……………そうだよね。



私はそう思った時、なんだか居た堪れなくなってきて帰り支度を済ませる!



そしてかなり盛り上がってるその集団を避けて、静かに教室から出て行った。




でも高橋くんがその後、女の子にかけた言葉を私は知らない。



「君にだけ、ちゃんと話したいことがある…。後で連絡するから二人だけで待ち合わせよう。」
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