【短】キミのこと、多分好き。
 








「まぁ俺は伊緒ちゃんのペースに合わせるからさ~」




「好きじゃないって言ってるでしょ」





「どーかな。」





彼はそっと私に背を向ける。



広い、背中に。






年下でも男の子なんだぁなんて、思わされる。








「俺、明日頑張るわ」





「は?なにを?」







彼がポツンと呟いた言葉。




私に深い意味はわからなくて。







「じゃあ…お昼、たべようか」






そのまま、そのことは流された。










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