【短】キミのこと、多分好き。







「はい」




そう言って、かぶせてくるブランケット。




「・・・なんで持ってんの」



「今日寒くなるって言ってたから」



・・・じゃぁなんで外で食べようとか言い出したの!?





「じゃあ一枚しかないから、半分ずつね~」


そういってあたしにかぶせたブランケットを少しひっぱると、その中に入る。







「よっこいしょ」




音もなく、あたしと彼の肩が触れ合う。










ーーードキッ






心臓が、また鳴った。







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