もう一つのダイヤモンド
少しだけ残業をして、仕事が終わり、更衣室からメールを送信する。

すぐに、着信があったので、慌てて職員出入り口から、外にでて、電話にでる。

年が明け、少しずつ日が延びてきた気がするけれど、外はもう暗く、寒い。

「おつかれさまです。」

「おつかれさま。今、大丈夫?」

「はい。」

「今、どこ?」

「病院出たとこです。」

「じゃあ、どこかでご飯食べようか?」

「あっ、うちでよければ、えっと…昨日作ったのでよければ、豚汁もありますし。」

「じゃあ、お邪魔していい?」

「はい。」

「今、大学にいて、あと30分くらいで行けると思うけど。」

「分かりました。」



隼人さんが、来る!!
ご飯の用意しなきゃ。
急ぎ足で家へ向かう。

急ぎ足で歩けることに、隼人さんに本当に感謝だ。


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