二匹の銀龍

瑛斗が言った言葉があまりにも
頭にきて怒鳴ってしまった

「お前の事は何も知らねぇ。調べても出てこねえしな。けど、その目は放っておけねぇ。」

瑛斗が手を伸ばしてきて
あたしの顔を上げる

「っ‥」

「絶対俺はお前を変える。」

絶対なんて言葉なんか無い

漆黒の瞳があたしの目を捉える

「覚悟しとけ」

この日からあたしの人生は
変わっていくことになるー…
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