神様なんていない
「みお、その男の子な…斗衣やわ!!」

「えっ…」

声が出なかった

心の中でやっぱりなって思う
私は義理の弟を好きになったんだ

一目惚れした相手が義理の弟だなんて笑えない

悲しくて涙がこみ上げてくる

「…かっ…彼女はおるん??」

とっさにそんな事を聞いていた

いると言われば傷つくのなんか目に言えているのに

きっと、あきらめる理由がたくさん欲しかったんだろう…

「えとなぁ…」

有吉が口を開いた
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